SituatorはTCP/UDPプロトコルの上位に位置し、TCP/IPプロトコルやプロトコルインターフェースに対する知識が乏しくても、TCP/IP通信をはじめ様々なプロトコルの利用が可能なTCP/IP通信ミドルウェアです。
TCPパケットのTCPユーザーデータ部分をテキスト形式で準備するだけで、すぐにTCP/IP通信が始められます。
Windows標準のGUIを採用しているため、一般的なWindowsアプリケーションの操作経験があれば、マニュアルを熟読しなくてもすぐに使い始められる画面表示、操作です。
1つのSituatorで複数のTCPコネクションを制御できる上、さらに複数のSituatorを1台のPCで同時に動作させることも可能です。
シーケンス・データ生成の自動化も簡単なプログラミングで実現可能。プログラミング言語として以下の言語をサポートしているため、利用者のスキルにあわせた言語選択が可能です。
パッケージ同梱のシナリオエディターを利用すれば、画面上でTCP接続やデータ送信などの処理要素を順番に配置するだけで、TCP/IP通信を行うシナリオを簡単に作成することができます。
作成したシナリオはSituatorで実行することができ、自動処理を簡単に構築することができます。
Situatorに別途、SIP、SNMP、HTTP、FTP、SSL/TLSプロトコルオプションパッケージ(別売)を追加すると、これらのプロトコルに簡単に対応することができます。
SituatorはIPv6にも対応。
今後市場拡大が見込まれる情報家電等の分野にも十分適応可能です。
パッケージ同梱の「キャプチャデータ変換ツール」を利用すれば、ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark」でキャプチャしたデータがそのままSituatorで利用できるようになります。
ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark」の詳細についてはWireshark(英語サイト)をご覧ください。
「キャプチャデータ変換ツール」は製品に添付されておりますが、当社ではフリーソフトウェアとして
ソースコードを公開いたしております。
ソースコードをご希望のお客様は、こちらからダウンロードいただけます。
TCPプロトコルはバイトストリームであり、上位層のアプリケーションがメッセージの組立てを行わなければいけません。
パッケージ同梱の「受信設定定義ファイルエディター」を用いて、その組立て方法を設定すれば、Situatorがその処理を代行します。
煩雑なメッセージ組立て処理から開放されます。
Situatorの機能から必要な機能を抽出し、コンポーネント(部品)として活用することもできます。
Linux版では、Windows版のようなGUIはありませんが、Windows版と同等のコンポーネント機能を有しています。