インテリジェントなTCP/IP 通信ミドルウェア Situator®利用例
- 利用ケース(テストツール)
- 利用パターン(テストツール)
- 利用ケース、パターン(通信コンポーネント)
利用ケース(テストツール)
利用場面:試験データだけを準備してすぐにテストを開始
- テストの初期段階など、詳細なデータ内容の確認や動作シーケンスの確認を行う場合に便利です。
- 試験データは簡単なルールに従いテキストで記述するので、容易にデータを作成できます。
- 受信データをカット&ペーストで試験データに流用できるので、応答データなどは試験データを準備しなくてもその場で作成しながら試験できます。
- 表示内容をログデータとして収集できるので、試験結果の事後確認や試験結果のエビデンスとして利用できます。

利用場面:データ解析用スクリプトを作成し、編集表示されたデータを確認しながらテスト
- 画面表示スクリプトを使ってデータを見やすい形式に編集表示できるので、データチェック時間を削減できます。
- 確認したい項目に絞って表示させることができるので、データチェック時の見落としをなくします。
- 連続試験中の途中経過を確認したり、想定外のデータを受信した場合のみデータを表示したりといった確認が容易に行えます。

利用場面:スクリプトを使って自動で連続テスト
- 簡単なスクリプトの作成で、データ折り返しテストなどの長時間自動連続試験ができます。
- 受信データの解析スクリプトを用意すれば、受信データ内容により動作を変えられます。
- 簡単なスクリプトの組み合わせで、複雑な動作をさせることもできます。
- 作成したスクリプトを保存しておけば、後で再利用することができます。

利用場面:シナリオを使って自動で連続テスト
- シナリオエディターで作成したシナリオを使用して自動連続動作を行うことができます。
- 試験パターンが多い時など、シナリオファイルを準備しておくことで、試験実施時の効率アップが図れます。さらに再試験実施の際の効率アップも期待できます。

利用場面:DLLを使った高度なテスト
- スクリプトで実現できる機能とほぼ同等の機能を持つDLLが作成できます。
- DLLはスクリプトよりも高速に動作するため、試験対象装置により高い負荷をかけることができます。
- DLLの開発方法をマスターすれば、いろいろな試験システムへの応用が可能になります。

利用場面:擬似SIP端末による負荷テスト
- SIPプロトコルオプションの機能を利用すると、SIPの送受信を行うことができます。
- スクリプトの作成により、SIP端末やSIPサーバーとして振舞うことができます。

利用パターン(テストツール)
Situatorと試験対象モジュールが同一装置上に構築できる場合、1台のコンピューターでテストを行うことができます。

最も基本的なパターンです。試験対象装置はWindowsやUNIXなどOSを問いません。

一つのSituatorで複数のコネクションを確立することが可能です。

試験対象モジュールが複数コネクションを持つ場合、Situatorを複数起動し各々異なる動作をさせることが可能です。同一インターフェースを複数持つ場合にも使用できます。

試験対象装置に対しSituator側の処理能力が問われる場合、このような接続形態をとると処理能力のテストに有効です。

一つのSituatorで複数の異なる機能のコネクションを制御することも可能です。

試験対象が中継装置のようなケースでは、Situatorが試験対象装置をサンドイッチするような接続形態も用意に構築できます。
