DX・新事業推進統括部の橋爪です。
前回の2022年度上期第1回イノチャ「最優秀賞」テーマの提案者インタビューに引き続き、今回は、「優秀賞」受賞のテーマ「テレワーク対応Web行先表示板」を提案したメンバーの皆さんに、1月にインタビューをしました。
受賞されたメンバーの皆さんのご紹介をします!
【後列左から】 関西支社:滝本さん(提案者代表)、清友さん、橋本さん
【前列左から】 開発支援本部:立木さん、本間さん、大和田さん、九州支社:浦さん
最初に代表提案者の滝本さんに、お話を伺いました。
(提案者代表:滝本さん)
テレワーク時代に対応した「WEB行先表示板」の開発を行います。
テレワークの普及により、既存の行先表示板の更新や参照ができない機会が増えています。このために発生している「他メンバーの作業状況や作業場所が把握できない」という職場課題を解決します。また、同時に作業開始・終了連絡など効率化や、年休・定退の意思表示などワークライフバランスの向上に貢献したいと思っています。
(提案者代表:滝本さん)
テレワークにより在宅での作業機会が増えたことで、元々設置されていた物理的な行先表示板だけでは「メンバーの勤務状態が把握できない」という状態になっていたことがきっかけです。簡単な仕組みで気軽に利用できるWebでの行先表示板が作成できないか考えてみました。
(提案者代表:滝本さん)
思いついたアイディアを実現するために、簡易なものを作成して、部内でローカル運用していましたが、支社内の他部でも利用したい!という要望があり展開しました。その後、開発支援本部が実施したアンケートで、他部のメンバーが本ツールを紹介したことで、開発支援本部の目に留まったようです。その後、イノチャの応募が始まったときに、開発支援本部の方から「面白いアイディアなので一緒にチャレンジしましょう!!」とお誘いを受け、エントリーしました。
(提案者代表:滝本さん)
個人的な困りごとだと思っていたことが、実は自分だけの困りごとではない、ということが分かりました。また、他の職場でも、テレワーク管理や労務管理など、いろいろと工夫していることも分かりました。各職場での工夫を、皆で共有することで、他職場での困りごとを解決できるのではないかと感じました。
また、同じシステムでも、人により期待内容が大きく異なることにも気が付きました。立場や職場特性により、多くの情報や機能を求める声や、逆にシンプルさを求める声がありました。商品化において、これらの要望の取捨選択の難しさを感じています。
(提案者代表:滝本さん)
最終審査や研究開発費の執行審議に向け、関西・蕨・九州とロケーションが異なる中、メンバー全員で何度も打ち合わせを行い、プレゼン資料のブラッシュアップを行いました。また、社内のDX・新事業推進統括部の方にも温かくご支援していただきました。
(提案者代表:滝本さん)
まずは、今回のアイディアを形にして、OKIソフトウェア全社に展開したいと思います。そして、多くの人の意見に耳を傾けて、より良いものに仕上げることで商品化を実現し、より多くの方に利用していただきたい!と考えています。
最後に滝本さんの上司の佐藤支社長に、お話を伺いました。
(佐藤支社長)
関西支社の中でもシステム第一部・第三部でローカルに使われていたWeb行先掲示板が日の目を見る格好になりました。自社製品を開発する経験はなかなかできないので、良い機会を頂戴したと感謝しています。
まだ取っ掛かりの段階なので、メンバーのマインドが変わってくるのは正直これからだと思っていますが、彼らの今後の経験を通じ、組織全体として「新分野への挑戦に対する心理的ハードル」が下がり、「何事も明るく前向きに取り組める組織風土」が、今以上に大きく育っていく事を期待しています!
今回は、第1回イノチャ「優秀賞」に輝いた、OSKのイノベイティブな社員の皆さんのお話を聞きました。
部門の壁を超えて挑戦し続けている受賞者の皆さんの活動は、他の社員の皆さんにとっても良いロールモデルになるはずです!