JavaOne SF 視察記+α
2005/6/26-6/30

内容

1 カンファレンス

1.1 感想編
1.2 情報編
2 パビリオン

2.1 感想編
2.2 情報編
3 その他

The 2005 JavaOne SF の概要

日程: 2005/6/27 - 6/30 

場所: サンフランシスコ モスコーンセンタ
モスコーンセンタ

概要: 
ワールドワイドで開催される Java 開発者向けのカンファレンス。今年は特に誕生10周年ということで、お祭りムードが漂う。 多数のカンファレンスと展示会から構成される。

1. カンファレンス

1.1 感想編

(1) 10周年アニバーサリ

今年は Java 10周年のアニバーサリに当たり、いつもにまして、お祭り感覚で The 2005 JavaOne in San Francisco が始まりました。

初日のジェネラルセッションの締め括りには、Gosling 氏が Duke の着ぐるみ人形とともにコンピュータ画面の10本のろうそくを吹き消して、Java の10周年を祝った。

# Gosling 氏を是非日本の JavaOne Tokyo にも招聘してほしい。

基調講演

10周年のろうそく

(2) 目玉は?

今回は、J2SE の Mustang や Dolphin、J2EE の EJB 3.0JBI などが目玉であった。他に JavaStudio などが目玉でした。

なお、一般的には(公式的には?)、目玉は「SOA」でした。

# 「JavaOne = 目玉となる情報収集」というのが、最大の視察動機です。

(3) 服装は自由

日本のそれと違って、服装はカジュアルで、その着こなしは自由です。短パン・Tシャツからコート着用の人まで色々な服装がありました。

# 日本でも服装はカジュアルに制限すれば、いいと思います。

(4) 席の事前予約なし(でも座れます)

事前予約がないこともあり、席の確保は気になりましたが、それでも比較的席に余裕があったため、私が参加したセッションでは座れないことはありませんでした。

日本の JavaOne では、事前予約制であったにも関わらず、立ち見席であったこともあり、危惧していましたが、大丈夫でした。

# このような点が、実は重要でしょう。会場は広めに確保してほしいです。

(5) 質問は活発

質問は活発で、あるセッションでは発表の途中でもマイクスタンドからの質疑応答が始まりました。

統制が取れなくなるほどでは困りますが、これはいいことだと思います。

マイクスタンドでの途中質問も o.k. にする試みはいいことだと思います。但し、マイクを通さないで、発表者の近くにいる人の質問は後ろの人が聞こえませんので、マイクスタンドからに制限する必要はあると思います。

セッションの様子

(6) セッションの並行開催

J2SE, J2EE, Web Tier, Tools, Desktop, Mobility and Devices などに分かれて、同じ分類のものが同一時間に重ならないように工夫されていました。

でも、仕方がないことかも知れませんが、興味があるセッションが重なってしまうことや興味のないセッションばかりになることがありました。

# 人気のあるセッションは複数回開催なども検討してほしいです。

# Hands-On と同じように調整してくれればと思います。または録画ビデオによる開催も検討してほしいです。

(7) ジェネラルセッションのリクライングシート

ジェネラルセッションの会場外部に設置されたリクライングシートは良かったと思います。寝そべって大きな画面に映し出される映像で聞けるのは非常に良かった。

# 人気があったので、もっと数と場所を増やしてほしいです。

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1.2 情報編

詳細は http://java.sun.com/javaone/sf/ を参照。 

(1) JBI Java Business Integration

SOA を中心にした J2EE コンポーネント。2006年 2Q に JBI 1.0 を提供。

複数のジェネラルセッションや一般セッションで取り上げられているテーマの一つ。

(2) POJO Plain Old Java Object

POJO (ポジョと発音)も複数のセッションでテーマとなっていました。なお POJO とは普通の Java Object のことです。

この POJO を EJB コンポーネントとして、「簡単」に活用できるようにするというものであり、軽量 EJB の対象です。

逆に言えば、CMP などは重すぎたということが言えます。

# JavaOne 会場の中にあった本屋では、Springer, Hibenate の本が人気であったことからも、軽量 EJB が当たり前のようになってきています。

# ちなみに次期版で軽量 EJB をサポートする JBoss 本も人気でした。(JavaOne Today の新聞によるランキングから)

(3) EoD Ease of Development

J2EE の開発に当たってのキーワードがこれです。(2)とも関連しますが、開発の容易さを EJB 3.0 では謳っています。実は昔から謳っていましたが。

具体的には POJO 対応(軽量 EJB)であり、(1)の JBI 対応と、それからツールの JavaStudio などからです。

(4) SOA Service Of Architecture

今回の最大のテーマ。JBI もこの中の一つ。

例えば、Dolphin (Java SE 7)では XML が直接 Java プログラムに記述できるようになります。

ジェネラルセッションのスクリーンの壁紙も <JavaOne/>のように XML タグでした。

(5) JavaStudio Creator2

NetBeans の機能豊富版。Visual Studio.NET のように総合的な開発環境。多くのプラグインを入れた Eclipse。

これが「小気味良く」使えるのであれば、いい。(重いのであれば、遠慮しますが・・・)

# なお、発表ではバグを出してしまっていました。もしこれが「演出」であれば、すごいです。

(6) Mustang (JavaSE 6)

特徴は色々とあり、詳細は別稿に譲りますが、Out-of-memory のハンドリング、JavaDocの XML 対応、ワイルドカードのコンパイル(javac */*/Test.java)、java.awt.Desktopのリッチクライアントなどの特徴があります。

JavaVM コードの追加。

https://mustang.dev.java.net/ (但しログインが必要)にその詳細があります。

(7) EJB 3.0

PersistantAPI を J2EE の外側で定義。サードパーティ製の persistance を入れることも可能。

persistance をファーストクラスの Java object として定義。

多重トランザクションサポート。

(8) Dolphin (JavaSE 7)

XML 表記が Java プログラムに記述できるようになります。冗談ではありません。

(9) J2EE, J2SE, J2ME の Java2 の 2 はなくなる

J2EE, J2SE のように Java2 のようになっていましたが、これからは、この「2」はなくなります。JavaEE 5, JavaSE 6 のように呼ばれます。

(10) 他は BEA WebLogic Server 9、JustSystem xfy

上記のものや SOA 関連、Struts から JDesktop への移行などのセッションに参加。JustSystem の xfy にも参加。

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2. パビリオン

2.1 感想編

(1) 説明員も服装はTシャツ(ユニフォーム?)

全体にカジュアルな雰囲気。
もちろんスーツを着た人もいて、質問に答えてくれました。

(2) 混雑は少ない

会場が広かったせいもありますが、通路での混雑はなく過ごしやすい雰囲気でした。3ヶ所ある入り口も混雑の解消に役立っていたように感じます。

(3) 流行っていないブースにいくと声がかかる

これはどこでも同じであるが、その頻度が多いように思います。

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2.2 情報編

(1) JustSystem の xfy 

JustSystem がパビリオンで入口のいい位置を占めていました。

Document 管理を XML で透過的に操作・管理する xfy を大々的にアピールしていました。思わず、セッションの方にも参加しました。

# なお、Tシャツを配っていましたのでもらいました。

(2) 大手ベンダ BEA、Nokia, Oracle, JustSystem, Compuware 

これらはいつものように活発なセールスをしていました。BEA の WebLogic Server 9 のセッションには参加しました。

(3) Nexaweb、他

興味があり、ブースを覗きました。色々と資料を入手した。

# なお、Nexaweb では記念品を2個くれました。

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3. その他

(1) コンピュータ本が 15% 引き

コンピュータ本が定価の15% 引きで売っていました。しかし、州税が 8.5%です。

Tiger のオライリー本を買いました。Spring、 Hybernate や JBoss が目立っていました。

(2) John Crupi氏のサイン本をゲット

ある会合で、SUN で Service Oriented Architecture の責任者の John Crupi 氏の講演があり、質問をした2名にサイン入り本を進呈するということになりました。

そこで、私がトップバッターで質問しました。サービスにレイアがあるのはおもしろいが、サービスの質またはコストも必要で、平面のようにサービスを捉えるべきでないかということを、ジョークまじりで質問しました。もらった本は Core J2EE Patterns で、ハードカバーの 54.95$ です。

(3) ランチはボリュームたっぷり

やはりというか、ランチも日本のときと比較して、ボリュームが多いです。

後半はバイキングのところで少なくしていましたから、調整できましたが、最初はランチボックスを選んでいたので量が多かったです。

ターキーサンド

左上はライスサラダ、上の中央の白いのはケーキ

(3) イチローの試合を見ました

アスレチックスとマリナーズの対戦を見に行きました。イチローは4打数無安打でしたが、非常に面白かったです。マリナーズの 41 番の SLATON コーチのサインをもらいました。

オークランド・アスレチックス

(4) サンフランシスコ観光

フィッシュマンズワーフを中心に観光にも行きました。ケーブルカーにステップ乗りも経験しました。サンフランシスコは気候は良く、また坂が多い街です。

ケーブルカー ゴールデンゲートブリッジ
フィッシュマンズワーフ ロンバートストリート

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